愛知県北名古屋市の心療内科
西春メンタルクリニック
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特集1 精神の疾患について

パニック障害(PD)

パニック障害には「パニック発作」と「予期不安」という症状があり、100人に1~3人が発症するといわれています。
「突然激しい不安に襲われ、息切れ、眩暈、吐き気、動悸がする、手足や体が震える」状態をパニック発作といい、このような発作が繰り返し起こります。激しい動悸や息苦しさから心臓の疾患(不整脈、狭心症)ではないかと検査を行っても異常がみつからない、という場合はパニック障害を疑ってください。

このような発作が度々起きると、また発作が出るのではないかと不安になり(予期不安)、外出が怖くて家に閉じこもってしまうことも少なくありません。

パニック発作の症状は次の通りです。

主な症状
  • 動悸、心拍数の増加
  • 発汗
  • 身ぶるい、手足のふるえ
  • 息切れ、息苦しさ
  • 窒息感
  • 胸痛、胸部不快感
  • 吐き気、眩暈、ふらつき
  • 気が遠くなる感じ
  • 現実でない感じ、離人状態(意思や記憶、判断力、理解力等に問題はないが、自分が考え、感じ、行動しているという実感がない)
  • コントロールを失うことへの恐怖
  • 死ぬことへの恐怖
  • 異常感覚
  • 冷感又は熱感
  • 口渇(口の中が非常に乾く) ※世界保健機構(WHO)の国際疾病分類

パニック発作と診断するためにはこれらの症状のうち4つ以上が認められることが必要です。

日本人には8割の人に心悸亢進、頻脈、呼吸困難が出ると言われています。
パニック障害は気のせいでもなく、気の持ちようで治まるものでもありません。周囲の人もそれを理解し、患者さん本人が安心して適切な治療を受けることができる環境を整えることが大切です。

治療

脳内の神経伝達物質を調節する抗うつ薬が使われます。新しいタイプの抗うつ薬としてSSRIという薬がでてきました。副作用が少ないのでよく使用されます。また、抗不安薬という薬も時に用いられます。薬の効果は2~4週間でゆっくりと現れます。根気よく薬を続けることが必要です。

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