愛知県北名古屋市の心療内科
西春メンタルクリニック
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特集1 精神の疾患について

強迫性障害(OCD)

私たちは、家の鍵や火の元栓などをきちんと閉めたかどうか不安になり再度確認をすることはよくあります。

このような行動が頻繁になり、やめたい、意味がないとわかっていながら確認せずにはおれず、会社や学校に遅刻するなど社会生活や日常生活に支障をきたすようになったら、それは治療が必要な病気です。

原因はまだよくわかっていませんが、脳の中の神経間で情報伝達がうまくいかなくなることが原因の一つと言われています。

症状は次の通りです。

主な症状
強迫観念
ある特定の考えやイメージが強迫的に、何度も繰り返して頭に浮かんできて、強い不安・恐怖・不快感を引き起こします。
例えば・・・自分の不注意で他人を傷つけたのではないかと強く恐れて、何度もその場に戻って確認する。正しい順序や左右対称など一定のルールを完全に守らなければならないという考えに駆られるなど。
強迫行為
強迫観念から生まれる不安や不快感を打ち消すための行為で、自分の意思に反してやっている場合が多く、強迫儀式とも呼ばれます。
(例)周囲の物がばい菌に汚染されているという観念を打ち消すために1時間以上も手洗いをしたり、帰宅時に風呂場に直行して入浴したりする。火事を恐れて火の元を何度も確認せずにはいられないなど。

治療

薬物療法と行動療法があり、薬物療法では主に脳内のセロトニン(神経伝達物質)の働きを高める薬剤を使用します。SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)は副作用も少ないと言われています。
行動療法については、例えば、曝露反応妨害法(ばくろはんのうぼうがいほう)という技法があります。これは不安を感じる不安を感じる状況や物事にあえて身を置き、そこで思わず出てしまう強迫行為を行わないようにしてもらうというものです。その体験によって「強迫行為を行わなくても大丈夫」「強迫観念はそこまで不安なものではない」と再認識してもらうことを目的としています。ただしこれは専門的な知識と技術を必要とするため医師(や心理士)の指導の下で行うことが必要です。

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