愛知県北名古屋市の心療内科
西春メンタルクリニック
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3月 26 2014

最近のニュースから~睡眠指針~

こんにちは。
名古屋気象台HPに「3月24日に桜(ソメイヨシノ)の開花を観測しました。 平年より2日早く、昨年より5日遅い観測でした。」と報告がありました。
いよいよ春到来です。

さて、今日、ご紹介するのは睡眠についてのニュースです(H26.3.25)。
「春眠暁を覚えず」という諺もありますので、あながち春と関係のない話題ではない、ということで(こじつけのような気がしないでもないですが)しばしお付き合いいただけたら、と思います。
そのニュースとは。
『厚生労働省が11年ぶりに”睡眠指針”の見直しをした』というものです。
そもそも「睡眠指針」とはどういったものなのかといいますと。
正式名称を「健康づくりのための睡眠指針~快適な睡眠のための7箇条~」(以下「睡眠指針」)と言います。
”健康な生活を送るためにはより良い睡眠を得ることが大切だ”ということで、まず、平成12年から推進している「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」の中で「良い睡眠のための目標を設定」しました。
睡眠指針はそれを具体的に実践するためのアドバイスのようなもので、平成15年に策定されました。
その7箇条を少しご紹介しますと(以下抜粋)。
『①快適な睡眠でいきいき健康生活
  睡眠に問題があると、生活習慣病のリスクが上昇
  定期的な運動習慣は熟睡をもたらす
  朝食は心と体の目覚めに重要、夜食はごく軽く 
②睡眠は人それぞれ、日中元気はつらつが快適な睡眠のバロメーター
  自分にあった睡眠時間があり、8時間にこだわらない 
③快適な睡眠は、自ら創り出す
  夕食後のカフェイン摂取は熱気を悪くする
  「睡眠薬代わりの寝酒」は、睡眠の質を悪くする 
④眠る前に自分なりのリラックス法、眠ろうとする意気込みが頭をさえさせる
  ぬるめの入浴で寝つき良く
  軽い読書、音楽、香り、ストレッチなどでリラックス 
⑤目が覚めたら日光を取り入れて、体内時計をスイッチオン
  同じ時刻に毎日起床 
⑥午後の眠気をやり過ごす
  長い昼寝はかえってぼんやりのもと 
⑦睡眠障害は、専門家に相談
 「体や心の病気」のサインのことがある』   などです。
※もう少し詳しく知りたい方は「厚生労働省 健康づくりのための睡眠指針検討会報告書」で検索してみてください。PDFで見ることができます。
今回、見直しがされたのは『新たに世代別に求められる睡眠の特徴や注意点が示された』のだそうで、例えば。
②について『一般的な睡眠時間は、10代前半では8時間以上、25歳で約7時間、65歳では約6時間と、年を取ると短くなる』とし、『その上で、熟年世代は無理に長時間眠ろうとせず、適度な運動で生活にメリハリをつけ年齢にあった睡眠時間を取る』ようにと提言しています。
また、④について『若い世代については、布団に入ってから携帯型のゲームなどに熱中すると目が覚めてしまい、注意が必要』だと言い『夜更かしを避け、規則正しい生活の重要性を強調』しています。
スマートフォンのゲームはいちいち線を繋げなくてもいつでもどこでも手軽にできるようになってしまいましたから「眠る前にひと勝負!」とついつい時間がたつのを忘れてしまいがちなのもわかります・・・が。
睡眠不足は集中力や注意力を低下させ、勉強や仕事などにも大きな影響を与えます。
イライラしたり気分が落ち込んだり、ストレスをどんどんためてしまうことになります。
若い時は多少の無理もききますが、いずれそのしわ寄せがくるかもしれません。
普段から質の良い睡眠をとれるように心掛けたいものですね。

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