3月 19 2014
最近の話題から~鳥の卵の化石~
こんにちは。
あっという間に月日は流れ、もう3月も半ばを過ぎました。
気温も15度を超える日がちょくちょくと出てきましたし、春がもうそこまで来ています。
さて今日は、昨日の中日新聞朝刊に掲載されていた記事を取り上げたいと思います。
「世界最古の“鳥の卵”の化石が福井県勝山市で発掘された」という話題です。
福井県勝山市は“恐竜化石の宝庫”として世界的にも有名なのだそうですが、そこで発掘された“鳥類の卵の化石”が世界最古と認定されました。
今まで(恐竜ではなく)鳥類の卵の化石で最古だといわれていたのはアルゼンチンやモンゴルで発見された白亜紀後期(約八千万年前)のものなのですが、今回みつかったものは白亜紀前期(約一億二千年前)ということで、一気に四千万年もの記録更新です。
5月の大型連休くらいから、福井県立恐竜博物館にて展示を検討しているそうなので、興味のある方は是非出かけてみてはいかがでしょうか。
博物館はこの辺りからなら車で3時間くらいです。
ここは以前訪ねたことがあるのですが、展示の雰囲気がよく工夫もされていてなかなか楽しめました。
展示スペースにはベンチが数か所に在り、のんびりと太古の昔に思いを馳せることができるよう(かどうかはわかりませんが)になっています。
その時の写真を数枚乗せておきますので参考にしてみてください。

駐車場で迎えてくれます
ドーム型の展示室に、恐竜の全身骨格が40体も展示してあり、ほ乳類や植物の化石なども合わせると、その数1300点以上になります。

全体的に暗めの空間に標本が照らし出されて幻想的な雰囲気です。
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恐竜の頭部(レプリカ)

躍動感あふれる展示
等身大標本、ジオラマなどそれぞれに迫力がありますが、ここの目玉は何と言っても日本産恐竜の化石標本でしょう。オールコンピューター制御で動く模型もなかなかのものです。
福井県では日本産の新種の恐竜化石が3体(フクイラプトル・フクイサウルス・フクイティタン)見つかっていて名前に「フクイ」がついています。
この日本列島にも(その頃は大陸とくっついていたかもしれませんが)恐竜が闊歩し、映画「ジェラシックパーク」のような世界が本当にあったのだと思うと、進化ってすごいな、と思います。
そして、この博物館の年間来客数は約五十万人。リピーターが多いことでも有名だと1年くらい前に偶々見た「がっちりマンデー」という日曜朝のTV番組で言っていました。
なんでも発掘された化石を博物館内でクリーニングして組み立てて展示をするため、行く度に新しい見所があることが理由だそうです。

オールコンピューター制御のフクイラプトル模型

宝石類の展示も。翡翠、エメラルド、ルビー、ダイヤモンドなどなど!

一見、宇宙ステーションのようですが・・中央に長いエスカレーターと階段。管内のデザインも洒落ています。
記事を書いていたらなんだかまた行きたくなりました。
ゴールデンウィークは混みそうですので、6月とか良いかもしれませんね。