8月 05 2013
駅前アート その5
皆さんこんにちは。
今日もまた暑いですね。
しかし雲行きが怪しいので、お出かけの際は傘などを持っていかれた方がよいかもしれません。
さて、今日は、西春駅前の彫刻のご紹介その5です。
『Stone Capsules―集う―』
鈴木典生氏の作品です。 当クリニックの駐車場の西にあります。
タイトル通り石のカプセルが整然と並べられていて、見た目の面白さはそれぞれ写真を見て感じていただければと思います。

ななめ上方向からその1

全体像

ななめ上からその2
前にご紹介した『夢のかなたに』(空飛ぶカバ)と同じ御影石です。
黒御影石の内部は、飛んできた種が芽を出すかもと、くりぬいたところに土を詰めて設置されたそうです。
上から覗いてみると、残念ながら芽吹いた種はなさそうですが、その土は苔で覆われています。
ちょっと枯れかかっていますが、柔らかそうな苔です。
秋ならコスモスとか、春ならたんぽぽとか咲いたら面白いのにな、とも思いますが、この辺りはアスファルトで覆われている土地が多くて雑草の種自体があまり飛んでいないかもしれませんね。
雨が降ると穴に水が溜まるので、もしかしたら種が飛んできても育たないということもあるのでしょうか?
御影石とは花崗岩質岩石の石材名です。
御影とは兵庫県神戸市東灘区にある町で、六甲山から切り出した花崗岩の質が良く、ここが石工職人・流通で有名になったことから花崗岩を指して御影石と呼ぶようになったそうです。
北名古屋市彫刻ガイドブック「しむしむ」にも石の説明があり、花崗岩は「地球上ではごくありふれているが、形成の過程で水の関与が必要なため太陽系の他の天体にはほとんど見出されない」と、ありました。
つまり、ここが地球であることの証明ができる石である、とも言えるってことでしょうかね?