11月 05 2013
北名古屋市見どころ探訪(彫刻シリーズPart2)
いよいよ11月に入り秋本番。
先日の文化の日に因みましてアートな話題をお届けしたいと思います。
このブログで北名古屋市内の彫刻をご紹介してから、自分自身、以前よりも彫刻に目がとまるようになりました。
県道63号(名草線)沿いにも結構並んでいるんだな、とか、西春駅の東側の歩道にも数体あるんだな、とか実は最近知りました。
今回ご紹介するのは、徳重・名古屋芸大駅から西へ500mくらい、徳重南の交差点から西南の半径約1.5kmほどの一帯にある彫刻群です。
北名古屋市内には67点の彫刻作品が設置してあるのだそうですが、このエリアに約半分の30点くらいがあり、北名古屋市の芸術の中心と言えるのではないかと思います。
西春駅前とは異なり「具象彫刻」―――人や動物など具体的な物の形をそのまま象っている彫刻のこと。これに対して西春駅前の彫刻は「抽象彫刻」といいます―――が多いように思います。
その中からまずは2点ご紹介しましょう。

鋭い目つきに注目です

斜め後方から。ぐっと足を開いて全身で鳴いている様子がうかがえます
「雄叫び」という石田清さんの作品です。
まずは雄鶏の顔に注目してください。とてもキリっとした凛々しい顔をしています。
胸を張って足を大地に踏ん張って身体全体で鳴いている。自信にみち溢れたこの雄鶏の雄叫びが今にも聞こえてきそうな、そんな作品です。
ニワトリは「古事記」の天岩戸神話にも登場するなど日本でも古来より親しまれてきました。
また、朝を告げる一番鶏の時の声は夜の間に活動する魔物を追い払うといわれ、神社の境内でニワトリがよく放し飼いにされているのは神の使いとされているからだそうです。
この雄鶏もきっと魔を払い、清々しい朝の訪れを告げてくれているのだと思います。
この作品を一言で表すならば「カッコいい!」でしょうか。ニワトリ・・・ですけれども。

少女は何を見つめているのでしょうか

「雄叫び」の辺りから写した「風」。全身で風を受けているのがよくわかります。
「風」という三枝優さんの作品です。
ちょうど「雄叫び」の道路を挟んで向かい側に設置されています。
心地よい風を全身に受けて穏やかな表情で空を見つめる少女の像です。
風をはらんでふわりと膨らむスカートや、風になびく髪は、石なのに柔らかそうに見えます。
春の麗らかな陽光を浴びて爽やかな風に吹かれ、生きる喜びを感じているかのような、優しい作品だな、と思います。


