7月 27 2013
駅前アート その4
暑中お見舞い申し上げます。
日中は30度超えの日々が続いていますが、皆さん体調等崩されてはいませんか。
家の中にいても水分補給などに気をつけてくださいね。
さて、今回も駅前アートのご紹介をさせていただきたいと思います。
面白い作品ばかりなので皆さんも鑑賞してみてください。
暑いので夕涼みがてらとか、いっそのこと季節が変わってからでも、是非。
『オウシ・ゾウケイ 空間のメビウス09』
中日信用金庫西春店側の歩道、駅に一番近い所にあります。
牛尾 啓三氏の作品です。

正面?裏面?
大きさは直径1.5mくらいでしょうか。二つに分割されたように見えるドーナツに刻まれた線はメビウスの輪となっています。
面白い作品です。どこまで辿っても終わりのない溝が彫られています。

逆方向から1
黒御影石の塊から掘り出した作品だそうですが、実物を間近でみると迫力があります。
因みにメビウスとは、理論を発見したドイツの数学者であり理論天文学者の名前(アウグスト・フェルディナンド・メビウス)に由来します。
よく聞く言葉なのに改めて説明を、と言われると難しいなぁと思い調べてみました。
「長方形の帯を180度捻って輪にした形のことで、面には裏表がなく永遠に同じところを辿り続けるもの。」
といったところでしょうか。
「終わりがない」という意味合いにもよく使われているようで、身近なところではリサイクルのマークがメビウスの帯をモチーフにしているそうです。
また、エッシャーなどメビウスの輪(帯)をモチーフにした絵画や彫刻も有名ですね。
ただし、これは知らなくて「なるほど・・・」と感心したことなのですが・・・。
メビウスの輪は“無限大”とか“無限”という数学的な意味合いはまったく持っていない、とされていて、例えば、メビウスの輪の上に線を描いていくと必ずスタートに戻る、ことから”無限ではなく有限だ”というのです。
そして、∞(無限大)を意味する記号はメビウスの輪とは関係なく、ウロボロス(元々はギリシャ語)という自分の尾を飲み込んで円形になる蛇(竜)の図からイメージされている、ということもはじめて知りました。
円は「初めと終わりが一致すること」言いかえると「始まりも終わりもないこと」から、永遠に繰り返される循環(死や再生、不滅など)を象徴していたとのこと。
面白いけれど考えると頭の痛くなるような・・・話です。
この彫刻を見て、皆さんはどんなことを思うのでしょうか。
そして、もうひとつ。
この彫刻のタイトル「オウシ・ゾウケイ」は作者の牛尾啓三氏の名前を逆から読んだもの・・・なのです。
ここにも何か、深い意味が含まれているような・・・気がしますね。


